そこで、まず糖質制限について説明したいと思います。

 

糖質制限とは

 

糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素で、一日170gの糖が必用と言われています。

その内の、120~130gが脳で使われ、残りは全身に酸素を運ぶ赤血球のエネルギーとなります。

 

ですから、糖質を制限すると肝臓がたんぱく質を糖に作り変える働きを始めます。

それなら、たんぱく質の多い肉を沢山食べれば良いと思われるかも知れませんが、生命を維持していく為には相当な量を食べなければ補えないのです。

 

また、糖が不足すると、体はそれを補う為に筋肉をアミノ酸に代えてエネルギーにするので、筋肉の量がどんどん減って行く事にもなります。

 

そこで、糖質制限は危険だと言う声が出てきた訳ですが、糖質制限について勘違いをしている人が沢山いるからだと考えます。

それは、糖質制限のやり方を間違えて、カロリーが足りなくなっているからです。

 

どういう事かと言いますと、例えば、成人男性が一日必要なカロリーは2000kcalです。

このうちの約60%が炭水化物からの糖質で摂っている事になります。

しかし、間違った糖質制限をしている人は、主食を抜いておかずだけを食べているので、食事から一日500kcalしか摂れていない事になります。

完全なカロリー不足です。

 

ですから、頭がふらふらする、体力が無くなった、などと体調不良を訴える人が多くなって、糖質制限は危険だと思っている訳なのですが、実際は極端なカロリー不足になっていると言う事だけなのです。

 

そこで、正しい糖質制限とは、どう言う事かと言いますと、糖質の多い食事を抜いた分だけ、そのカロリーを、他の物で補わなくてはならない、というやり方になるのです。

 

ですから、糖質の多い食品を抜いたら、その分をたんぱく質と脂質で補って、カロリー不足にならない様にしなくてはいけないのです。

つまり、糖質制限をしたから危険な目に会ったのではなく、カロリー不足で体調が悪くなったと言う事なのです。

 

糖尿病のリスク

 

糖質制限をすると糖尿病のリスクが高まると言われていますが、それはどうしてでしょうか?

それは、糖質制限をすると、先程も説明した様に、身体が糖不足になって筋肉をエネルギーに代えてしまい、筋肉の量がだんだん減ってくるからです。

 

しかも、筋肉量が減ったのを体重が落ちたと勘違いして、もっと糖質制限をしてしまう状況になっていきます。

そして気が付いたら筋肉量が相当減っていると言う事になっているのです。

 

筋肉は脂肪を燃やすのに必用なので、その筋肉が無くなると言う事は、代謝が落ち、中性性脂肪が増え、その脂肪も燃えにくくなると言う事になります。

そうなると脂肪の付きすぎたメタボの人が増え、生活習慣病の一つである糖尿病のリスクも大きくなるのと言う訳なのです。

 

この様に考えると、素人考えで、簡単に炭水化物だけを抜いて、それに代わる物を摂取しなければ危険な事になると言えます。

 

如何だったでしょうか。

糖質制限は何故危険と言われているのか、と言う理由と、糖尿病を引き起こすリスクが高まる、と言う事をお伝えしてきましたが、ご理解頂けたでしょうか。

 

糖質制限をされる方は、正しいやり方を知って健康的な身体作りをしていく事を心がけて下さいね。